アパレル接客販売でバイト敬語はNGです【~になります】

バイト敬語 アイキャッチ画像
販売員
販売員
1万円からお預かり致します
販売員
販売員
着丈が短いので、カジュアルな着こなしが可能になります
なぁ、ちょっと気になってたんだが、敬語の使い方がおかしいぞ
店長
店長
販売員
販売員
え?そうですか?
「~からお預かり致します」とか「~になります」とか
店長
店長
販売員
販売員
え?これおかしいんですか?

 

アパレル店員の接客販売において、敬語は基本的な項目であり重要項目です。
基本的な敬語であれば多くの販売員が使えますが、タブーとされているバイト敬語を使っている事が多々あります。

実はこのバイト敬語、アパレル販売経験の長いベテラン社員でも結構な割合で使用しているので困ったもの。
筆者も実際に一部のバイト敬語で苦戦しました。

ではこのバイト敬語とは一体どういったものなのか?
具体的に解説していきますね。

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バイト敬語とは?

バイト敬語 その1

そもそもバイト敬語とはの話ですが、

Wikipediaより引用
バイト敬語(バイトけいご)とは、レストランやファーストフード店などの飲食店において、アルバイト店員が多数を占めるサービス業界での接客時に特徴的な日本語表現である。あるいは、接客用語をマニュアル化している企業もあり、マニュアル敬語とも呼ばれる。

 

通称ファミコン言葉(ファミレスとコンビニの融合した造語)とも呼ばれるバイト敬語。

低価格向けの商品を扱っているお店だからこその、フランクで気軽な敬語を使用しているのが特徴的です。

こういったお店はそこまで言葉遣いや敬語を意識しないので、簡単な敬語でしか接客用語を学びません。
それもあってか、このバイト敬語がここ数十年でかなり普及し

・格式ばったお店(高級店)でも使用されてしまう
・上司や先輩が部下・後輩に教えない(もしくは知らない)

 

といった現象が起きてしまっているのです。

Wikipediaでは「若者言葉」とも記載がありますが…。
ぶっちゃけ若者以前に、いい歳した営業マンや販売員でも使用しているので、若者言葉では済まないでしょう。

バイト敬語を頻繁に使うと

・ブランドの価値・品位を落とす
・上司や先輩に怒られる可能性がある
・お客様からの信頼を獲得し辛い場合がある(売り上げに繋がりにくくなる)

 

といったデメリット要素が絡むので要注意です。
特にアパレル店員がよく使うバイト敬語は

・~からお預かり致します(金銭の授受に関して)
・よろしかったでしょうか(取り寄せ商品の確認や購入決定時の対応時に)
・~になります(商品説明や会計時など)
・全然大丈夫です(お客様との会話でのやり取りなど)

 

といった4項目ですかね。
これらを深堀りして解説し、修正箇所をお伝えしていきます。

~からお預かりします

バイト敬語 その2

金銭授受で耳にする「~からお預かりします」。

タブーな項目としては「から」の部分になります。
何故これが間違っているかと言うと、

「~から」というのは人から預かっているのではなく、モノ(ここで言う場合はお金)から預かっているから

 

です。
つまり「1万円からお預かりします」というのは、

1万円という人物(キャラクター)がいて、その1万円(?)から「何か」をお預かりする

 

という形になってしまうのです。
ここでの本来正しい敬語というのは、

・1万円お預かりします

 

というのが適切です。
現金以外でも、モノ(商品)を預かる際はこちらの用語を使用するようにして下さい。

よろしかったでしょうか

やる気 その2

お取り寄せの商品、こちらでよろしかったでしょうか?
販売員
販売員
こちらのスニーカーの購入でよろしかったでしょうか?
販売員
販売員

 

などなど、取り寄せや購入決定時での不適切なバイト敬語。
理由は単純で、「よろしかった」という過去形を使用しているからです。

現在決定するかどうかの取り決めで、過去形の文法を用いるのは、時系列としてはおかしな話です。
この言葉の正しい敬語としては

・よろしいでしょうか

 

が適切です。

~になります

触診 その4

商品を説明したり、お会計での合計金額での場面で多々耳にする「~になります」。

筆者は商品説明時に「~になります」を連発して、先輩によく注意されていました。

なぜこの「~になります」がいけないのか。
それは、動詞の言葉「~になる」を使っているからです。

この「~になる」というのは変化する意味で、例えば

・商品が長袖から7分袖に変化できる場合
・割引適用されて、支払い合計金額が変更される場合

 

といった場合に用いられます。
既にそのままの状態の商品なのに、変化していない商品説明

ビジューが装飾されているので、ラグジュアリーな着こなしが可能になります
販売員
販売員

 

や、合計金額が出た際の

合計で25,280円になります
販売員
販売員

 

といった内容は、

お客様
お客様
え?変化してなくない?

 

と思われてしまいます。
正しくは

・~でございます

 

と言うようにして下さい。

全然大丈夫です

バイト敬語 その3

例えば、お客様との会話のやり取りで

お客様
お客様
この商品って野暮ったく見えないかなぁ…
シルエットラインに沿って作られているので全然大丈夫です!
販売員
販売員

 

といった「全然大丈夫です」は、敬語以前に文法が間違っています。
何が間違いかと言うと、

「全然」というワードは否定語になるので、否定的な内容を伝えなければならない

 

からです。
つまりは、

全然大丈夫 → 全然大丈夫ではない

 

という表現が本来です。
それを知らずに

全然大丈夫です!
販売員
販売員

 

って、もうね

お客様
お客様
全然大丈夫じゃねーよ!

 

って言いたくなりますね。
ここでの適切な表現としては、

・問題ありません

 

が良いでしょう。

高価格帯・ラグジュアリーブランドでは注意項目です

バイト敬語 その4

単価の高いラグジュアリーブランドは、この様なバイト敬語は注意される事が多いです。
なぜなら

・ブランドの品位を損なわないようにする為
・年齢層の高いお客様が多い為

 

といった理由がある為です。
本来は単価の高い低いに関係ありませんが、より品位やネームバリューを求めるブランドにおいては、敬語や言葉遣いというのは徹底されるからです。

言ってしまえば、バイト敬語を使えば使う程にブランド(店舗)の価値が下がるので、気を付けるようにしましょう。

バイト敬語が無くなれば、販売員としてのスキルも高まった証拠になるので、

・部下や後輩に教えられるようになる
・言葉遣いが丁寧とお客様から信頼を得られる
・別のアパレル会社に転職しても通用する

 

といったメリットも生まれますよ。

低価格・カジュアルブランドでは注意されることが無い?

おしゃれな服= その2

経験上、低価格向けのカジュアルブランドは注意されることが殆ど無いです。
理由として

・カジュアルブランドの為、品位をそこまで求めていない
・低価格向けだけあってか、若いお客様が多い(逆にガチガチの丁寧な敬語を使うと心理的距離が遠のく可能性もある為)
・そもそも上司や先輩が敬語を知らない(教えられない)ケースが多い

 

という事があるからです。
注意されない分だけ言葉遣いや敬語に気を付けずに、気軽に接客ができます。

ただし、正しい敬語が学べないというのは、後々のステップアップに響きます(特に役職が付いたりラグジュアリーブランドで働いたりする場合)。

辛い思いをする位なら「ここままでも良い」と筆者は思いますが…。
先々の事を考えるのであれば、バイト敬語を言わないよう学んで慣れましょう。

まとめ

改めてアパレル店員・販売員がよく使うバイト敬語というのは

・~からお預かり致します
・よろしかったでしょうか
・~になります
・全然大丈夫です

 

であり、それを直すには

・~からお預かり致します → ~お預かり致します
・よろしかったでしょうか → よろしいでしょうか
・~になります → ~でございます
・全然大丈夫です → 問題ありません

 

という風に修正して下さい。

特にバイト敬語はクセが付いてしまうと、なかなか直せないもの。
意識して、少しずつバイト敬語を直すようにしましょう。

販売員
販売員
うわ…気付かぬうちに使っていました
意識して直すように心掛けてくれ
店長
店長
まぁ上司や先輩から既に注意を受けているのであれば「直すのに時間がかかるのでもうちょっとだけ待っててください」って言うのも手だな
店長
店長
販売員
販売員
店長!直すのに時間がかかるので、もうちょっとだけ待っててください!
販売員
販売員
その代わりに合コンセッティングしますんで!
ん?合コン!?
ま…まぁ…別に…いいけど…
店長
店長
よしっ!これで2ヶ月位は注意されなくて済むぞ!
販売員
販売員