アパレル店員が使う基本的な業界用語や略語まとめ【初心者向け】

2020年6月3日

業界用語 アイキャッチ画像
今日はパッキンが5つ入荷してあるから、新作以外は全てストックにしまっておいてね!
トップスだけハンギングしておけばいいから!
販売員
販売員
あと、ショッパーと薄紙が足りないから、補充しておいてね!
販売員
販売員
アルバイト
アルバイト
あのすみません、初心者なもんでパッキンもストックもハンギングもショッパーも薄紙も分からないんですけど…
あ…ごめん…
販売員
販売員

 

アパレル店員・販売員として働くと、アパレル店員として必要な業界用語(専門用語)が飛び交います。
数か月~半年以上も働いていれば、こんな業界用語は基本的でしょと思われます。

しかし、入りたての初心者であれば、何を言っているのか分からないもの。

そこで今回は、アパレル店員・販売員が使う基本的な業界用語や略語をまとめてみました。
ブランドによっては使わない、意味が異なるものも存在しますが、大まかに共通しているので覚えておいて損ではありませんよ。

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ショップ・店舗でよく使う基本的なアパレル業界用語について

ショップ・店舗でよく基本的なアパレル業界用語を、略語を除いた

・什器や備品に関する業界用語
・売り上げや数字・セールなどに関する業界用語
・什器や備品以外の店舗内に関する業界用語
・その他アパレル店員に必要な業界用語

 

の4つで分けさせて頂きました。
以下、略語を除いた業界用語について解説していきます。

什器や備品に関する業界用語

業界用語 その1

什器や備品に関する用語として、主に

・ショッパー
・薄紙(うすし)
・トルソー(ボディ)
・パッキン
・ラック
・雨の日カバー
・JANコード
・タグ(プライスタグ)

 

があります。
これら8つの用語を一つ一つ解説していきますね。

ショッパー

お客様が購入した際に商品を入れる紙袋など。
低価格向けのカジュアルブランドの場合は紙袋ではなくビニール袋のケースが多いです。

 

薄紙(うすし)

お客様が商品を購入した際にお包みする薄い紙。
薄いので紙を2枚使ってラッピングするケースが多い。

基本的にはプレゼン用のラッピング包装でお包みするのがメイン。
ハイブランドや高級ブランドの場合は、プレゼント関係無しに薄紙を使用してお包みすることもある。

トルソー(ボディ)

洋服を着せているマネキンのことを指します。
ブランドによってはボディと言うところもある。

パッキン

ダンボールの事を指します。
大概は衣料品などの商品が入っていますが、備品などが入っていることも。

ラック

ハンガーに掛かっている棒状の什器を指します。
車輪が付いている「可動式」と、そうでないものの2パターンが用意されています。

大概は

・ハイブランドや高級ブランド:ストックで利用し、店舗で商品を陳列することはない
・そうでないブランド:店舗やストックなど、幅広いシーンで利用

 

という使用シーンになります。

雨の日カバー

雨天時にショッパーが濡れないように被せる透明なカバーを指します。
紙袋ショッパーを扱っているお店に必要で、ビニール袋の場合は基本的に使用しません。

JANコード

「日本共通商品コード」のことで、1978年に制定されたバーコード形態を指す。
白黒のバーコードで印刷されているもので、

・POSシステム
・各種受発注システム
・在庫管理システム

 

などがスムースに行われるようになりました。
正式名称は「Japan Article Numbercode」と言う。

タグ(プライスタグ)

荷札の意味で、一般に商品に付けられる下げ札のことを指す。
品番やサイズ、定価などが記されていることから「プライスタグ」とも呼ばれる。

売り上げや数字・セールなどに関する業界用語

洋服代 その1

売上や数字、セールなどに用いる業界用語として、主に

・売れ筋
・死に筋(デッドストック)
・プロパー
・客単価

 

があります。
これら4つの用語について解説していきますね。

売れ筋

店舗内で取り扱っている商品の中で一番売れているもの。
店舗と全店では売れ筋商品が異なるケースもある。

死に筋(デッドストック)

売れ筋とは逆の、店舗内で取り扱っている商品の中で一番売れていないもの。
もちろん全店と比較すると死に筋が異なるケースもある。

なお、ブランドによってはデットストックとも呼ぶ。

プロパー

定価の商品を指す。
値下げ品や「〇〇%割引」といった商品はセール品。

客単価

1人(1回)の購入に対して支払う金額の平均を指します。
例えば、

・10人のお客様が5,000円分の商品を購入した
・5人のお客様が10,000円分の商品を購入した

 

となると、1日の客単価は
(10×5,000+5×10,000)÷15=6,666円

という計算になります。

什器や備品以外の店舗内に関する業界用語

業界用語 その2

什器や備品以外の店舗内に関する業界用語として、主に

・検品
・商品整理
・動線
・ハンギング
・フィッテイング(ルーム)
・ストック、バックヤード
・フェイスアウト
・スリーブアウト
・別注
・カスタマーカード
・キングサイズ・クイーンサイズ
・JANコード
・スパン
・ディスプレイ
・ハンガーディスプレイ(ハンガーラック)
・ノベルティー
・ハンガー納品
・品番
・フリーサイズ
・並行輸入
・ラッピング

 

が挙がります。
これら用語について解説していきますね。

検品

商品に傷や汚れ、ほつれが無いかチェックする項目です。
基本的にはハイブランドや高級ブランドでは行いますが、低価格向けのカジュアルブランドは行いません。

ただし、本社から「指定された商品に関する検品を行ってくれ」というメールや通達が来た場合は、低価格向けのブランドでも行います。

商品整理

お客様が広げたり触れたりして散らかった洋服をたたんだりする行為。
おたたみ以外にもハンガーラックを綺麗にしたり、バッグや靴を綺麗にすることも、商品整理に含まれます。

導線

お客様がお店に入店された際に、商品を見て歩くこと。
什器を置いたり店舗内のレイアウトを行ったりする際は、導線を意識して置きます。

平たく言えば、

・お客様の邪魔にならない
・お客様に関心があるように

 

レイアウトを行います。
導線には、

・客動線
・販売員動線
・管理動線

 

の3つが存在します。

ハンギング

商品をハンガーにかけることを指します。
トップスやコート以外の、ボトムスやスカートをハンガーにかける際も同じ用語を使います。

フィッテイング(ルーム)

試着を指し、フィッテイングルームは試着室を指します。

ストック、バックヤード

お店にある倉庫のようなもの。
店頭(店舗内)に出ていない商品を保管する際に必要。

店舗やブランドによっては、複数の場所にストックが用意されていることがある。
また、ストックとは呼ばずにバックヤードと呼ぶことも。

フェイスアウト

お客様の目に触れやすい什器棚や、ラック商品を並べた際に使用する言葉。
目に触れる分だけ注目度が増すので、なるべくデザイン性の高い商品や売れ筋商品を並べる傾向がある。

スリーブアウト

衣服のディスプレイ用語のひとつで、ハンガー陳列で衣服の袖側が見えるように掛ける見せ方を言う。
ハンガーラックに多くの商品を掛けることができ、商品量の豊富さ・色・サイズのバリエーションを訴求しやすいメリットが存在する。

フェイスアウトの対義語です。

別注

普通の注文とは異なる特別注文のこと。
よく「〇〇ブランドとの別注」はこのことを指します。

カスタマーカード

顧客カードの意味で、顧客情報を記入するカード形式のものを指す。
購買履歴や連絡記録などを目的に作られます。

なお、「ショップメンバーズカード」や「ポイントカード」など、お客側が保有するお客様カードを指す場合もアリ。

キングサイズ・クイーンサイズ

男性や女性の特大サイズに用いられる用語。

キングサイズ:男性
クイーンサイズ:女性

 

となっています。

JANコード

「日本共通商品コード」のことで、1978年に制定されたバーコード形態を指す。
白黒のバーコードで印刷されているもので、

・POSシステム
・各種受発注システム
・在庫管理システム

 

などがスムースに行われるようになりました。
正式名称は「Japan Article Numbercode」と言う。

スパン

ショーケースなどの陳列什器のことを指す。
その台数を1スパン、2スパンと数えます。

売り場用語のひとつ。

ディスプレイ

展示・陳列という意味。
売り場における商品陳列の意味で用いられ、その商品の持つ特性を一目で分からせる飾り方を求められる。

ハンガーディスプレイ(ハンガーラック)

商品をハンガーに掛け、吊り下げる形で見せるディスプレイ(陳列)を指す。
ハンガーラック以外にも、フックなどのその他のハンガー類も多く見られます。

ハンガーラックとも言う。

ノベルティー

進物広告の意味。
販売促進用にサービスする社名入りなどの配布物を指す。

多くは期間限定やイベント時などで、商品購入時に渡すものです。

パーティション・パーテーション

ディスプレイ用語で、売り場の区画に用いる「間仕切り」の什器を総称する。
日本では、パーテーションと呼ぶことが多い。

ハンガー納品

ハンガーに掛けられた状態のままで、工場から小売店舗まで一貫して商品が配送されるシステムを指す。
ダンボール納品に比べて

・シワが寄りにくい
・検品や仕分けが簡単

 

といったメリットがあり、スーツやコート、ドレスなどはこの方式を用いることが多い。
ただし、低価格向けのブランドはコスト面の都合上用いらない。

品番

商品管理の目的で商品に付ける番号を指す。
ファッション業界においては、ブランド名・部門・服種・品目・型などを数字で記号化して表示しています。

フリーサイズ

S・M・Lのどの大きさの体型にも合うように作られた、衣服に付けられるサイズ表示。
ニットやパジャマなど、厳密なサイズ区分がさほど必要でない衣服に用いられることが多い。

Fサイズとも言う。

並行輸入

輸入代理店や日本社を経由することなく、原産国の流通市場や第三国の業者から輸入する方法。
これにより、国内外の価格差が是正されるようになる。

英語では「パラレルインポート」とも言う

ラッピング

贈り物などを感じの良い包装紙やリボンなどを使って、美しく包装することを指す。
プレゼントや贈答用として行うケースが非常に多い。

その他アパレル店員に必要な業界用語

触診 その6

今まで紹介した業界用語以外にも、アパレル店員として必要な用語として

・〇〇番(隠語)
・店舗間移動(店間)
・ランナー
・セールスプロモーション
・パーティション・パーテーション
・ロールプレイング(ロープレ)

 

が存在します。
これら用語について解説していきますね。

〇〇番(隠語)

例えば

・トイレに行く際
・休憩に行く際

 

などの隠語で使われる番号です。
1番や4番など、ブランドによって異なります。

店舗間移動(店間)

商品を他のお店に送る際に使用する言葉。
略して店間などとも言う。

ランナー

接客販売を行わない、付帯業務や裏方専門のアパレル店員。
主にハイブランドや高級ブランド、百貨店ブランドに存在します。

基本的には男性従業員がメインです。

ランナーについての詳しい情報はコチラ↓

セールスプロモーション

販売促進のことで、SPとも略す。
販促には主に、

・展示会
・ファッションショー
・セール
・DMやカタログ発送

 

などがあります。

パーティション・パーテーション

ディスプレイ用語で、売り場の区画に用いる「間仕切り」の什器を総称する。
日本では、パーテーションと呼ぶことが多い。

ロールプレイング(ロープレ)

「役割演技法」と訳される。
実際の現場を模した場面設定と役割分担を示し、従業員の実地指導によって接客販売スキルを高める、従業員教育の一環として用いられます。

別名「ロープレ」とも。



アパレル用語のアルファベット略語について

8大用語 アイキャッチ画像

アパレル業界として使うアルファベット略語は多岐に渡ります。
その中でも、アパレル店員が使う略語を紹介していきます。

その略語とは、主に

・SS
・FW
・B品(B級品)
・DM
・CS
・ES
・FA
・FB
・MD
・OJT
・PB
・POP
・QC
・SKU
・SP
・TGC
・VMD

 

が挙がります。
これら略語について解説していきますね。

SS

「Spring、Summer(スプリングサマー)」の略語。
春夏商品のことを指します。

FW

「Fall Winter(フォール・ウィンター)」の略語。
秋冬商品のことを指します。

B品

「Bクラス品・B級品」の略語。
汚れ、ほつれ、キズなど、商品として売り場に出せないものを指します。

アウトレットや期間限定のセール会場では、セール価格よりもかなり値下げしてB品を売ることも。

DM

「Direct Mail(ダイレクトメール)」の略語。
顧客様やお得意様相手に送るハガキのことで、ダイレクトメールと言う。
主に

・セール情報
・新作入荷情報
・DM限定の特別割引など

 

を記入して送ります。
一人一人丁寧に記入するショップやブランドもあれば、印字したものを送るショップやブランドもあります。

CS

「Customer satisfaction(カスタマーサティスファクション)」の略語。
顧客満足の意味で用いられ、お客様の満足を第一に考えた企業の経営活動を表しています。

ES

「Employee satisfaction(エンプロイサティスファクション)」の略語。
従業員満足度の意味で用いられ、企業に対する従業員の満足感を表すもの。

CSと関連させて企業の優劣が示される。

FA

「Fashion adviser(ファッションアドバイザー)」 の略語で、ファッション専門店における販売の専門職を指す。
平たく言うと「ファッション販売員」を指します。

現在では、ショップ店員やショップスタッフといった表現が基本とされている。

FB

「Fashion business(ファッションビジネス)」の略語で、ファッション商品の企画・生産・販売に関係する仕事を総称する言葉を指す。

最近では服飾だけでなく、食・住・遊・音楽・健康・美容・知識情報などの分野を含んで、人々の素敵なライフスタイルを提案しようというのが、ファッションビジネスの姿ともされている。

MD

「Merchant dising(マーチャンダイジング)」の略語。
商品化計画を意味し、商品ラインアップやスケジュールの企画、具体的な販売戦略の構築などを行うことを指します。

OJT

「On the job training(オンザジョブトレーニング)」の略語。
現場の研修方法のひとつで、実際的な訓練を行うことによって知識や技能を身につけさせる方法です。

基本的には新人教育に行うケースが多い。

PB

「Pribate brand(プライベートブランド)」の略語。
百貨店や専門店、量販店などの小売業者が独自に開発し所有するブランドを指します。

別名「ストアブランド」「オウンブランド」とも呼ばれている。

POP

「Point of purchase」の略語で、通称「ポップ」と呼ぶ。
店頭で展開されている広告や制作物を指します。

・プライスカード
・ショーカード
・ビラ
・ポスター
・商品説明ボード
・案内看板

 

など、これら全てポップに含まれる。

QC

「Quality control(クオリティーコントロール)」の略語。
商品の品質を管理する作業の全てを指し、素材そのものに関する検査と製品検査の両方が含まれます。

また、品質向上や生産性向上などを目指す社内体制や運動を指す意味でも用いられます。

SKU

「Stock keeping unit(ストックキーピングユニット)」の略語。
商品管理に必要とされるサイズ・色・柄・スタイルなどの細分化された個別単位を指します。

SP

「Sales promotion(セールスプロモーション)」の略語。
販売促進を意味する。

TGC

「Tokyo girls collection(東京ガールズコレクション)」の略語。
若い女性向けのモバイルファッションサイト「ガールズウォーカー」を運営する「ブランディング」が主催するファッションイベントの名称です。

史上最大級の女の子の祭りとまで形容詞化されている、人気のコレクションのひとつ。

VMD

「Visual merchandising(ビジュアルマーチャンダイジング)」の略語。
「視覚効果に訴える商品政策」という意味で、店頭で商品展開の特徴をわかりやすく魅力的に伝える手段を言う。

普通に働いていれば体で覚えるようになります

業界用語 その3

アルバイト
アルバイト
こんな多くの業界用語覚えられないんですけど…

 

と不安がる必要はありません。
普通に働いて慣れていけば、体で覚えます。

…というか、普段よく耳にする分だけ、いつの間にか何となく覚えてしまったというケースも多々あり得るのです。

もちろんちゃんと覚えなければいけませんが、必死になって覚える必要はありません。
ただし、

・いつまで経ってもなかなか覚えられない
・頻繁に忘れてしまう

 

のであれば、叩き込む必要はあります。
まぁ、大概の人は働いていたら覚えてしまったというケースが多いので、さして深く考える必要は無いでしょう。

まとめ

アパレル店員・販売員がお店でよく使う初心者向けの専門用語を解説しました。

・全く知らない初心者の人
・うろ覚え、忘れてしまった人

 

の場合は、一通り目を通して覚えられるようにしましょう。

アルバイト
アルバイト
はぁ…こんなにもあるとは知らなかったです
まぁ最初は分からないことばかりだもんね、ちょっとずつ覚えていけば大丈夫だから
販売員
販売員
私なんてホラ、顧客の名前とか未だに覚えられないしさ、そんな不安にならないでね!
販売員
販売員
店長
店長
ほぅ…顧客様の名前を覚えられないとはな…
今から顧客名簿のDM渡すから覚えるか
冗談ですよジョーダン!
そんなに心配しなくてもいいよーって言う説明ですよ!
販売員
販売員
アルバイト
アルバイト
昨日親しげに話していた、背の高い黒髪ストレートの40代位のお客様の名前は?
えっと……あの……竹内さん?いや、竹田さん?
販売員
販売員
店長
店長
…………