おしゃれやファッションに興味ない・分からない人の心理や接客対応について【アパレル】

興味ない アイキャッチ画像
友人におしゃれをするならこのお店がいいって教えて貰ったけど、何か緊張するなぁ…怖いなぁ…
お客様
お客様
いらっしゃいませ~何かお探しですか~(ずーっと店内グルグル回ってたから、ちょいと声かけてみるか)
販売員
販売員
うわっ!!声かけられた!!どうしよう!!
お客様
お客様
お客様
お客様
あの…おしゃれになりたくて…
はい?
販売員
販売員

 

一定数存在する、おしゃれやファッションに興味がない、分からない人。
これらの方がお店に来店した際は、通常とは異なる接客対応を心掛けなければいけません。

ではどのような接客対応を心掛ければ良いのか?
興味がない、分からない人の心理とは?

具体的に解説しますね。

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おしゃれ・ファッションに興味ない・分からない人の心理について

向き不向き その2

そもそもおしゃれやファッションに興味が無い、分からない人がお店に足を運んだ「現時点」の心理というのは、主に

・恐怖心でいっぱい
・何をどういったものを買えば良いか分からない
・そもそも欲しいものが何なのか分からない
・家族ぐるみで半強制的に連れて来られた
・おしゃれになりたいけど、よくわかっていない

 

といったものがあります。
見出しと重複している内容もありますが、大まかにはこの項目です。

ファッションに興味がない、分からないという人たちは、こういった背景や理由があって来店されているということを理解して下さい。

ファッションに興味ないのに何故お店に足を運ぶのか

業界用語 その2

お客様の心理をさらに深堀りしていきます。

ファッション、おしゃれが分からない人がショップに来店するのは分かるけど、興味が無いのに何で来店するの?
興味無いならテキトーな服を買えばいいんじゃ…
販売員
販売員

 

恐らく

おしゃれが分からない → 分からないだけであって、頑張っておしゃれしたいという気持ちを感じられる
おしゃれに興味無い → 興味が無いのにおしゃれする必要があるのか?

 

といった考えが浮かんでいるのかと思うのでしょう。
実はちょっと違います。

大まかには

・おしゃれになりたい、おしゃれをしてみたい
・異性にモテたい
・自分自身の性格を変えたい(外向的になりたい等)

 

といった理由があるからです。

何か矛盾してません?特に最初の一行目は?
販売員
販売員

 

確かに。
興味が無いのにおしゃれになりたいって矛盾していますよね。

実はこれ、「ファッションに対しての肯定感が非常に低い」のです。
興味が無い訳ではありません。

…ですが、

・ファッションに関わりや関心が薄れていく
・どうあがいたっておしゃれになりようがないと思う

 

度に、

お客様
お客様
私ってファッションに興味無いんだな…

 

と、無意識に作ってしまっているのです。
つまり、

ファッション → やりたいがうまくできない、やり方が分からない、する機会がない

 

から、

ファッション → 興味が無い

 

に変わってしまっているのです。

本当はおしゃれになりたい願望はあるもののする機会がない、うまくいかない事が多々あったせいか、これ以上期待したくないが故に興味が無くなってしまったのですよ。

もちろん最初からルックスに対して自己否定の強い人もいます。
こういう人は

お客様
お客様
昔からおしゃれに興味ないけど、やったところでうまくいきっこない
お客様
お客様
何でおしゃれなんてする必要あるの?生きるうえで必要なことなの?

 

といった心理が働いているでしょう。

ファッション・おしゃれに興味が無くなる理由について

ダサい アイキャッチ画像

こうなる理由として

・忙しくてそれどころじゃなくなる(仕事、家事、育児など)
・ファッション、おしゃれをする機会が減った(スーツや制服勤務などの理由により)
・そもそもルックスや外見に自信が無い(仮に美人やイケメンだったとしても)
・体型・年齢などの理由により興味が薄れた
・異性に意識が無くなる(家庭を持つなどの多岐に渡る理由により)
・人と関わることが少なくなった

 

などがあります。
小さい頃からの

・そもそもルックスや外見に自信が無い(仮に美人やイケメンだったとしても)

 

といった理由から、後から来る

・仕事、家事、育児などで忙しくてそれどころじゃない
・学生時代は私服を着ていたが、社会人になってスーツ・制服が多くなって興味失せた
・昔は痩せてたけど、太ったせいで興味が薄れた
・男性、女性に興味が無くなったなぁ…どうでもいいや
・そもそも人と関わらなくなったし、おしゃれは合理的じゃない

 

などの理由もあるのです。

それでもショップに来店する理由について

集客アップ アイキャッチ画像

主に、

・ルックスを良くしたい、おしゃれをしたいと思うようになった
・物理的な余裕ができてきた(仕事や育児、家事などに余裕が出てきた)
・私服を着る機会が出て来た
・痩せておしゃれがしたくなった
・モテたい、異性を意識した、興味のある異性とデートに行くことになった
・前よりも人と関わる事が多くなった

 

などが挙がります。
先程の理由の逆パターンが条件となりますね。

興味が無くなったとは言え、上記項目のキッカケ次第で

お客様
お客様
おしゃれしたい!身だしなみしっかりしたい!

 

と思うようになるでしょう。
ここで、「ファッションに興味ないのに何故お店に足を運ぶのか」の、冒頭で伝えた

・おしゃれになりたい、おしゃれをしてみたい
・異性にモテたい
・自分自身の性格を変えたい(外向的になりたい等)

 

といった大まかな3つの理由に繋がるのです。
重複しますが、ファッションに興味が無いのにショップに来店する理由として

元々はファッションに興味が無い(無くなった理由がある)

ファッション・おしゃれをしようとするキッカケや理由ができた

ショップに来店してみた

 

といった流れになっているのです。
少し長くなりましたが、「ファッションに興味が無い人がなぜショップに来店するのか」という理由について終わります。



お客様は恐怖心でいっぱいです

声掛けなし その2

本題に入ります。
先程挙げたファッション、おしゃれに

・分からない
・興味が無い

 

お客様というのは、恐怖心でいっぱいです。
理由として

・何を着ればおしゃれなのかが分からない
・久しぶりにファッションに興味を持ちだしても、わからないことが多い
・無知ゆえに押し売りされそう
・ショップの空気、雰囲気が何か怖い
・ダサイ自分が来店していかがなものなのか

 

など、否定的な理由が挙がります。

ファッションにそこそこ関心があるお客様でも、警戒心や恐怖心があるものです。
そんなファッションが分からない・興味が無い人がショップに来店したら、もっと警戒心や恐怖心が強いものですよ。

もし、ファッションに興味が無い・分からない人が来店してきた場合は、まずは恐怖心を取ることから徹底して下さい。

やり方について

声出しまとめ その2

具体的にはどういったことをすればいいの?
販売員
販売員

 

主に

・簡単なファーストアプローチを行う(質問系ファーストアプローチはNGです)
・お客様が手に取った、眺めている商品に対しての商品説明やコーディネート提案

 

などを心掛けて下さい。

何か、普段通りの接客対応のような気がするんですけど…
販売員
販売員

 

その通りです。
普段通りの接客対応です。

このやり方の狙いとしては、

・お客様から自分自身の要望を伝えること

 

が主軸となります。
つまりは

お客様
お客様
実はおしゃれしたいんですけど…どうすればいいか分からなくて…

 

といったセリフを吐き出させるのです。
何故なら

・販売員側は誰がファッションに興味が無い、知識が乏しいお客様なのか分からない
・ニーズも把握できていないのに「あなたファッション分からないでしょ!私が教えてあげます」なんて言えない

 

から。
この発言をお客様から発してくれたら、次のステップにようやく進めます。

そんなうまくいくの?
販売員
販売員

いきません。

おいおい!それじゃあ意味ないじゃないの!
販売員
販売員

 

そもそもの話、ファッションに興味が無い人や分からない人が簡単に

お客様
お客様
ファッション分からないので、コーディネート提案をお願いします

 

なんて販売員に言う訳がありません。
まれに自発的に発言するお客様もいらっしゃいますが、まれです。

実はこれ、お客様が

お客様
お客様
どの販売員なら的確かつしっかりとアドバイスしてくれる人がいるんだろうか?

 

というのを選別しているのです。
その選別方法が、

・簡単なファーストアプローチを行う(質問系ファーストアプローチはNGです)
・お客様が手に取った、眺めている商品に対しての商品説明やコーディネート提案

 

の2項目なのです。
一つ目のファーストアプローチは比較的誰でもできますが、二つ目の商品説明やコーディネート提案は知識が必要になります。

・この商品はどういったシルエット、デザインが施されているのか
・どういった組み合わせをするのが良いのか
・素材感、機能面はどういったものがあるのか

 

などなど、商品の特徴やコーディネートを丁寧で簡潔に伝えられるかどうかで、

お客様
お客様
実はおしゃれしたいんですけど…どうすればいいか分からなくて

 

といった発言が出て来るか異なります。

本当にいつも通りの接客ですし、普段通りの接客対応と思って頂ければ問題ありません。
…が、この普段通りをどれだけ

・しっかりと行うか
・知識があるか

 

で、ファッションに興味が無い、分からないお客様の要望を聞き出せるかどうかは劇的に変化するでしょう。
ただし、いくら知識が豊富であっても

・感じ悪い
・不愛想
・笑顔が無い

 

のは、論外です。
以下、参考になる記事なので併せて閲覧してみて下さい。

基本はリード接客を行って下さい

センス無いOK アイキャッチ画像

先程の様に、お客様が

お客様
お客様
実はおしゃれしたいんですけど…どうすればいいか分からなくて

 

と伝えてきた場合の接客対応は、

・リード接客

 

を行って下さい。
このリード接客、平たく言えば、

・販売員自らその人に似合う服を率先して選ぶ

 

行為のことです。
従来の接客と異なる点は

・お客様に対する共感や傾聴はやや抑え目になる
・リードする側になるので、若干押し売りに近いスタイルになる

 

といったところ。
そして、この行為に必要なのは

・コーディネート提案力(一般的なコーディネート提案とは異なる)
・観察力
・決断力

 

です。
これら3つを深堀りしていきます。

コーディネート提案力

第一印象 その2

ここで言うコーディネート提案力というのは、

・無難に合わせやすい色やデザインの商品をメインでコーディネート提案をする

 

ということです。
理由として、

・服をあまり所有していないから
・知識が無いゆえに簡単かつ複数のコーディネートができるアイテムが必要だから

 

です。
その為、トレンドアイテムは無視した方が「一般的には」無難ですよ。

一般的には?
販売員
販売員

 

含みを持たせましたが、「お客様のTPOを把握する必要があるから」です。
例えば、

・デート目的の為だけに服を買いに来た

 

といったお客様であれば、多少はトレンドに合わせたアイテムは必要となるでしょう。
こういったお客様の細かなニーズによっては、多少修正する必要があるのです。

その為、

・無難に合わせやすい色やデザインの商品をメインでコーディネート提案をする

 

という軸を考慮しつつ、

・どういう目的で洋服を買いに来たのか

 

というニーズの把握も抑えておきましょう。

トレンドアイテムはあればで結構です。
とりわけ特別な理由が無い場合は、トレンドを無視した無難なアイテムをチョイスするように。

観察力

触診 その2

ファッションに興味が無い、分からないお客様は自ら

お客様
お客様
これがいい
お客様
お客様
これは悪い

 

なんて発言はしません。
理由は、

・何がおしゃれなのか、何が良いのかよく分かっていないから
・サイズが合っていないのに、これがオシャレなんだと無理に思い込もうとしているから

 

です。
その為、お客様の反応をよーく見てあげる必要があります。

特に試着中などで

・険しい表情を見せる
・体の一部を触れた

 

があった場合は、

ちょっと好みに合わないですかね?
販売員
販売員
肩きついですか?
販売員
販売員

 

といった気配りをするようにしましょう。

試着後の具体的な対応は以下に記載されています。

決断力

主婦子持ちOK その2

決断力というのは、

この商品がお客様におすすめです!
販売員
販売員

 

とハッキリ言えること。
これができないと、お客様の購入決定が極端に鈍くなります。

多分…この商品が似合うんじゃないかと…思いますよ
販売員
販売員

 

といった歯切れの悪い発言は控えて下さい。
ただでさえよく分かっていないファッションに、「多分」とか「思う」とか曖昧な発言をされると、

この人、大丈夫なのかな…この人にお願いするのやめたほうがいいかな
お客様
お客様

 

と思われてしまいます。

まとめ

おしゃれやファッションに興味が無い、分からない人の心理や接客対応について解説していきました。
アパレル店員であれば、こういったお客様の理解ができるだけで

・複数点購入の確率アップ
・顧客獲得

 

に繋がりやすくなるので、しっかり理解をしていくようにしましょう。

販売員
販売員
来週デートなんですね!それでおしゃれをしようと思ったんですか!
はい…でも私、ファッションとか興味無いし分からないし、どうすればいいのか…
お客様
お客様
販売員
販売員
デートで男性に好かれるには、リアクション・コミュニケーション・ファッションの3つって言われていますからね!
え?リアクション?コミュニケーション?何ですかそれ!?
お客様
お客様
店長
店長
それ私にも教えて!!
あの…店長…接客中ですけど…
販売員
販売員